2011/09/01

ガウディと偽警官

この旅の出発前、
「女の子が一緒なんだから、野宿だけはしてくれるな」
と親からキツく言われていたにも関わらず、
ニースであえなく野宿してしまった、ツレです。
今回はそんなツレがお届けします。

どこも宿が満室の(この時期のヨーロッパは当たり前)スーパー観光地ニースを後に
やってきたのはガウディの街、バルセロナ。



20年前、まだ中学生だったツレの度肝を抜いたカタロニアの建築家ガウディ。
彼の未完作品で、現在も建設中のサグラダ・ファミリアに、
「20年分の工事の成果を見せてみろ!」とばかりに意気込んでやって来たのですが、

いきなり興ざめなネットとクレーン…


「またかよ…」

これまで訪れた建築物の多くが工事 or 修復作業中だったこともあり、
あからさまにテンションの下がるnino。
「100年前から建築中だから仕方ないよ」
などと当たり前なことを言ってなだめつつ入口へ。


前にはなかったね、こんなの

!!!

中に入ると、これがおおよそカトリック教会には見えない、近未来っぷり。
これが20年の成果か。。

その工事の遅さから、完成はもう無理じゃないのか?と薄々思っていたあの教会が、


2030年には完成しちゃうみたいです。
また19年後に来なければ。。

サグラダ・ファミリアの素晴らしさに、すっかり気を良くし、さらにバトリョ邸へ。


自然をお手本に、水や水にまつわる生き物がテーマらしい。

変な煙突。

今見ても古くない。

そんなガウディの作品に満足しつつ宿に帰ると、
同室(8人のドミトリー)の日本人の若者が荷物を派手にひっくり返して、何やら探している様子。

「どうしたの?」
「大金入れた封筒が見つからないんですよ。」

あまりのテンパリっぷり、散らかしっぷりを、見るに見兼ねて一緒に荷物チェック。
いっこうに見つからないので、話をよくよく聞いて彼の記憶を辿ってみると、

昼間、警官に荷物検査(!)をされたらしい。。

さらに警官が来る前、スペイン人らしき男に話しかけられ、
サグラダ・ファミリア(!!)の場所を聞かれたらしい。。。

それって、もしかしてガイドブックによく書いてある警官扮するスリでは…

ここまで、キーワードが揃っていて、気付かないのもアレだが、、
19歳だし、初めての海外だし、仕方ないよね。

翌日、彼は警察に被害届け&日本領事館に連絡をしたところ、
日本から海外送金して貰えることになり、旅を続けられることになりました。
無事に帰国できてると良いですが。


3 件のコメント:

  1. まだ中学生だったツレの度肝を抜いたのは、カタロニアの建築家ガウディでは無く、プロレス愛好家のペキンでは????? 

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  2. まだ中学生だったツレさんは、やっぱりあれだったりしたんですかね?ペキンさんも?ガウディも???

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  3. 元気ですかっ!!?元気があればガウディに度肝もぬかれる!え〜、わたしもツレの実家でガウディの本かなにかを見たのを覚えています。ダーッ!!

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