「グラナダを見ずして死ぬべからず」
そんな言葉があるほどまでに美しいグラナダはスペインに来たら絶対外せないだろう。
↓アルハンブラの城塞。人が豆粒。
ここは?もしや?!
じゃんっっ!!!
世界史図説に載ってるアレです!!!
バレンシアの方でトマト祭りがあるらしいが、人ごみ大嫌い・汚いの大嫌いな私はきっと憤死するだろうとあっさりあきらめ、マドリードからグラナダに向かった。
やっぱり南部だからかどこか田舎臭い雰囲気が漂っている。
バルセロナ、マドリードではあまり見かけなかったジプシーもちらほら。
世界史の授業中、先生が「アルハンブラ宮殿に泊まれるんだよ。新婚旅行におすすめだよ。」って言っていたのがずっと心に残っていた。
夢にまで見たアルハンブラ。
さすがにアルハンブラには泊まれなかったけど、それはほんとにもう美しく、この世のものとは思えない空間でした。
観光地化された場所はあんまり好きではないのだけど、ここは別格だったな。
光の加減まで計算されてるのかな。
イスラムはタイル文化。
色合いがとっても素敵でした。
見て!この繊細な彫刻!!!
さすがイスラム最高建築とうたわれるだけある。
お庭がまた広くて綺麗なの。
お庭の噴水も計算づくし。
「セニョールまさきに会わずしてグラナダを語るべからず」
すみません、この言葉は勝手に私が作りました。
グラナダのインフォメーションで買ったマップに日本語情報センターの紹介文が載っていた。
「日本語情報センター 猫7匹放し飼い」
もうこの時点で意味が分からないのだが、アルハンブラ見る意外は暇だし、何より猫を触りたくてのこのこ訪ねていった。
この、猫7匹放し飼いにつられてくる猫バカがきっと大勢いるんだろうな。
ちっちゃな早口のおじさんは、私たちが着いた途端、
「で、何が知りたいの?」
大して聞きたいことはないし、さすがに日本語情報センターなるものをうたう場所に猫を触りに来ましただなんて言えないし。
「じゃあ、おいしいレストランでも」
そこからおじさんの奇人っぷりが発揮された。
「脳みその唐揚げなんてどう?」
「それか豚の血肉入りソーセージ?」
「金玉なんてのもあるよ?」
「まあ、それかウサギ定食?」
「で、どれがいい?ハハッ笑。」
と、口を挟む隙もなくまくしたてられる。
てゆうかなんでそんなグロいものばかり。。。
その選択肢しかなかったら「・・・・・ウサギ?」としか答えようがない。
その後も強烈なおじさんのトークは続き、圧倒されまくったのでした。
「グラナダでセニョールまさきに会わない日本人はいない。」
「グラナダで彼に頼めば叶わないことはない。」
このおじさんは『セニョールまさき』とあだ名がついているくらい有名みたいです。
セニョールまさきの存在だけはネット情報で知っていて、どうやったら会えるのかね~と話していて、まさか彼が日本語情報センターにいるとはつゆ知らず。
喋っていてうすうすセニョールじゃないかと思っていたら、やっぱりそうだった。
日本人離れした奇人っぷりが半端ないです。
グラナダに行ったらぜひ会いにいってください。
その夜、興味本位でウサギ定食を食べに行ったはいいものの、私はほとんど食べられず。
ウサちゃん、ごめんなさい。
ウサギを飼ってたことのあるウサギ好きな連れは、
「愛でてよし食べてよし・・・」
なんてボソッとつぶやいておりました。
ウサギ定食(この他にドリンクとパエリア付き)
何も言われなければ鶏肉となんら変わりない。
セニョールおすすめ、アルハンブラ裏に広がるアルバイシン地区。
イスラム教徒の住む白い街。
アルバイシンは世界一危険な世界遺産と言われている。
なぜなら後ろからモロッコ人による首絞め強盗が多発してるから。
アルバイシンの頂上の丘からはアルハンブラが望めます。
う◯こ中。
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