2011/07/29

ドラキュラ城

ルーマニアと言われたらどんなイメージを抱きますか?


トランシルヴェニア?


ドラキュラ?


そうなんです。


ドラキュラ発祥の地なんです。


ドラキュラ城のあるブラショフへ向かう車窓から見える森林も、ブルガリアとは違って針葉樹林。


鬱蒼としている。


オカルトちっくな空気で少し不気味!!


↓タクシーまで不気味!


ブルガリアもそうだったけど、ルーマニアは「ザ・東欧」のイメージそのまんま。


建物は薄汚く、ジプシーがうろちょろしている。


ジロジロ見られて若干冷や汗ものでした。


一番の思い出は、ブルガリアからルーマニアへの夜行の国際列車の中でのこと。


どの車両に乗ればわからず、右往左往し、駅員に聞いても全然教えてくれない。


チケット持ってるのにまた金払えって言われるし。
(久々のぼったくり?!)


周りの乗客に助けてもらい、出発ぎりぎりで落書きだらけでクーラーもない車両に乗りこんだ。


そうそう、東欧ではどこも駅員やバスの運転手が不親切で何も教えてくれない。


そして必ずといっていいほど、他の乗客が親身になってくれる。
(駅員め、ちゃんと働け!!)


満員でじとじと暑くて不快な車両も、外が暗くなるにつれだんだんと乗客も減っていく。


↓薄暗い車両。


我々を除いて他は2組。


そこへ新聞をもったジプシーの親父が乗り込んできた。
(ジプシーは浅黒いのと身なりですぐわかる。)


その瞬間、私の危ないよセンサーが作動。


なんか嫌なものとか悪いものとかに敏感ですぐにわかっちゃうんだよね、私。


最初は遠く離れて座っていた親父が席を移動し、どんどん近づいてくる。


その親父はチラ見するのがヘタクソで、視線が刺さるように痛い。


連れは電車に乗る前、


「危なそうだし、絶対寝ない。てかこんなんで寝られない。」


と言っていた。


しかし、彼は爆睡している。


「ちょっとあいつ危ないから気をつけなよ!」と起こすと、


「代わりに起きてるから、寝ていいよ。」とのこと。


ずっと目をぎんぎんにして起きていた私は限界に近かったので、それじゃあと目をつぶる。


それでも視線が痛くて、目を開いてみると、




!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




連れが口を開けて爆睡している。


だから、私はずっと見張りのため起きていた。


ジプシーの親父の方へ身体を向け、逆にずっとガン見する。


そうすると、そわそわ新聞を読み始めたり、立って窓の外に顔を出したりする。


それでも眠くて少し目を閉じると、また視線を感じる。


親父とのチラ見合戦。


あれは本当に永遠に感じたな。


結局、親父は国境付近で警察にびびって降りていったので、何も盗られることなくすみました。


あーーーーーーー怖かった!


というよりも、


ちょーーーーーーーーーーーーー眠かった!!!!!!


連れの発言を信用するのはやめようと心に固く誓った瞬間でした。


↓ブラン城。これがドラキュラ城だ!


ドラキュラ公爵のお墓?


城の中はこんなに可愛い。
全然こわくない。


ギャーーーーーー。ガオーーーーーー。


ギロチン。
こーゆー写真撮って遊ぶの大好き。


ブラショフの街はこじんまり可愛らしいよ。

2011/07/27

人種

今日は東欧を旅していて感じたことについて書いてみます。


主にブルガリアのことですが。

私の勝手な東欧のイメージは「薄暗い、陰気」な感じ。

高校の歴史の時間に見た、ソ連のビデオが脳裏に焼きついていた。

きっと治安もよくないんだろうと思ってた。

実際、ジプシーがうろちょろしているし。

東欧を旅行している人のブログには、

「ブルガリアは人が冷たい。特に女が無愛想。」

とよく書いてある。

でもやっぱり自分の目で見て、肌で感じないとわからないものだね。

建物は薄汚くてぼろぼろだけど、人はとても温かくて親切だった。

女の人たちも毎日笑顔で挨拶してくれたよ。

東欧の民はいわゆる白人とは顔つきも肌の色も違います。

うちの父ちゃんいわく、フン族(=モンゴロイド)が多いらしい。

ふーん、だからなんとなくアジアよりの顔つきなんだな。

以下、父ちゃんの文章。

ハンガリは フン族の子孫ゆえ、 フン族とは モンゴロイドゆえ、
 コーカソイドとは 心情が 異なるのじゃ、
 フィンランドも フン族の子孫で 心情がモンゴロイドに似て居る、
 東京は コーカソイドを真似るやつばらが 多いから パリみたいになる、
 フランスも 田舎へ行くと 心情は良い・・・父』

まあ、コーカソイドだからって心情が悪いってのは偏見だけど、それにしてもうちの父ちゃんコーカソイドが嫌いみたいだな。

昔から、私が外人と結婚したいって言うと、

『コーカソイドはやめなさい。マサイ族にしなさい。』

って言っていたもんな。

マサイ族みたいに縦に飛べば、背が伸びるとも教えてくれたよ。

飛んでも私の身長は154cmで止まったままだったけど。

うちの父ちゃん意味が分からないな。


東欧(特にブルガリア)ではメタルが盛んみたいです。

メタル野郎が多くて、メタル風に挨拶してくる人もいます。

日本人がメタル好きだと思っているのかな。

ギリシャの物価にびびって、来る予定のなかった東欧。

久しぶりに面白いとこだな~とわくわくしてきました。

物価も安くて、空気がとろ~んとしていて、大した観光地もないので楽チンです。

観光するのがめんどうな旅人(=私)にはもってこいの国です。

ただ一つ、メタル好きの若造には注意が必要。

連れがすれ違い様につばを吐かれました。

唖然。。。。

そうゆう行為がかっこいいとでも思っているのかな。

恥ずかしくないのかな。

この脳みそ空っぽのスケポンタンめが。

やっぱりどこにいっても人種差別ってなくならないんだな。

ファッキン、メタル野郎!!!!!!!!!!!!!!!!


ブルガリア版YMCA

バルカン半島一大きい教会。
ここの前にいる物乞いがこわい。
でも神父はシカトしていた。なんか違和感。

リラの修道院。
遠いけど行く価値あり、というか観光するのここぐらい。


その国のおばあちゃんを隠し撮りするのがスキです。

アスランはこのくらいの大きさかしら?




2011/07/14

ブルガリアンヨーグルト

ブルガリアに来たっていうと必ず「ヨーグルトおいしい?」って聞かれる。


おいしいです。
酸味が強くなくて激うまです。
特に脂肪分4,6%の濃いヨーグルトがおいしいです。
でも一番重要なヨーグルトの写真を撮り忘れました。
・・・。


さて、ギリシャから落書きだらけの夜行列車に乗ってブルガリアのソフィアに来たわけですが、それはもうアジア再来?と思うほど辛かったです。


夜行なら普通、みんな寝るよね?


ギリシャ人はおしゃべりが大好きなので、知らない人ともぺちゃくちゃ。
中学生のようにずっとおふざけしています。


うるさくて眠れない。。。


そしてテッサロニキ駅に午前6:30着。
そのままソフィア行きの電車チケットをとろうとするが、電車はないという。


はあ?!


いや、絶対あるし。
あるのわかってんだよ、こっちは。


でも何言っても「ない!バスで行け!」の一点張り。
しょうがないからバスオフィスへ行くと、「あと1時間後に来い。」と言う。
その場に居合わせたイスラムガール2人組と4人一緒にまとめて予約される。


そのイスラムガールたちが「なんで電車がないんだ!みんな疑問なんだ!」と抗議しても何も教えてくれない。


ギリシャ人ってめんどくさがりの頑固者だ。


来いって言われた時間まで、ご飯食べたり、そこの看板倒して壊しちゃったりしながら時間を潰す。


1時間後、バスオフィスは人で溢れかえっている。


ん??
なんかやばくない???


急いで連れを列に並ばせるも、そこは無秩序の世界。
ギュウギュウ割り込んでくる。


英語で抗議できるほどの会話力のない私はイスラムガールにこそっと、
「あいつら完全に割り込んでるよね。さっき後ろにいたもん。」と耳打ち。


案の定、イスラムガールがそいつらに怒り始めたのだが、頑として動かない。


は〜〜〜〜、やっぱりギリシャ人って頑固者。


バスの時間まで30分。
攻防戦が続く中、「今日のソフィア行きはこれでおしまい!」というバスオフィスのおっちゃんの声であえなく終了。


負けた。。。。


見回してみると、大体外国人が負けていました。
前日からずっと外で待ってた人もいました。


仕事のやり方おかしいだろギリシャ人。


途方に暮れていると、「違うバス会社から9:00にソフィア行きが出るからそこに行け!」とおっちゃんが地図を出して説明し始める。


現時点で8:20。
先にその説明しとけば混乱にならないだろうが。。
なんか遠そうだし、道わかんないし、今日は無理だろう。


そしたらイスラムガールたちがその地図を奪い、すごい勢いで「たぶんこっち!」と飛び出していった。


なんとなく彼女たちと共同体意識が芽生えていた私たちも後について飛び出した。


↓こんな感じ。ヘタクソですんません。


でも彼女たち、道間違えたよー。
2人でケンカ始まったよー。
後からついてきた女たちに罵られてるよー。


もう苦笑いするしかない。
何も言わずについてきてるだけの我々は「ザ・日本人」だなあ。。なんて考える。


重い荷物を担いで走り回ること40分。
奇跡的に発車2分前にバスに乗ることができました。


イスラムガールたちよ、本当にありがとう!!!!!!




バスの中を見回してみると、あれ?見たことある人たちがのんびりくつろいでいる。




走らないでタクシーで来ればよかったyo!!!!!!!!!!!!




ソフィアはあんまりきれいじゃないけど居心地いい。

豆腐じゃないよ、チーズだよ。
塩気がきいてて、蜂蜜と一緒に食べるとおいしい。

チェリーが1キロ60円。
物価がアジア並みに安い!

売店そこら中にある。

ソフィアはカジノばっかり。
ゲーセン、カラオケなどが苦手な私は近寄らず。

2011/07/08

趣味は落書き

愛しいサントリーニを離れて、やってきたのはアテネ。


そう、アテネは世界の中心(らしいよ)。


そしてただ今経済破綻まっただ中にある街。


真夜中に着いて、タクシーからの車窓も暗い暗い。(真夜中だから当たり前か)


昼間にホテルの前を散策してみると、そこは移民街だったらしくインド人と黒人と中国人がいっぱいでした。


昼間でさえ、歩くのがいやな感じ。
アテネはパルテノン神殿のイメージしかなかったから衝撃。




街中、落書きだらけだよ!!!!!!




こんなに落書きあるのに絵心のある奴は何人たりともいないんでしょう。
ふむ、どれもひどい出来ですな。


↓電車にまで落書き!

特に移民街がひどい。


ツーリストが集う場所は比較的きれいなんだけど、そこら辺は・・・・。
インド並みに小便の臭いがします。


パルテノンも工事中だし。


あ〜〜〜〜なんかショックだな〜。


救いはギリシャ人はみんな明るくて親切なことだけだね!!


アクロポリス!ここにパルテノンが!!

ガーン、めっちゃ工事してるじゃん。。。。

反対側は無事でした。

こんなんじゃ子供もぐれちゃうyo!!

サントリーニ島

「ぜったい新婚旅行で行く!」


と中学生の頃から憧れていたサントリーニ島にやってきた。
(新婚旅行じゃなくて婚前旅行だけど。)


白い建物と猫がわんさかいる妄想が膨らむ。




そしたらね。




猫じゃなくてドンキーがたくさんいた。。


ドンキー臭いよ。。。




海抜300mの崖の上に街があるここでは、580段の階段を自力で歩くか、ケーブルカーを使うか、ドンキーをタクシー代わりにするそうです。


でもこの階段は地元民のためというより、観光の目玉になってる。


だから頑張って580段降りてみたよ。




そしたらね。




ドンキーが前からも後ろからもドーーーーーーッと迫ってくるんだよ。


あいつらは頭が良くないので避けることを知りません。


↓くねくねの急な階段を下ります。

そして、道は糞だらけですべります。


この日、我々はリゾートだからキレイな格好をしようと、おニューの靴をおろしました。


ドンキーと同じくらい馬鹿でした。


↓どこもかしこも糞、糞、糞。

ドンキー多すぎて詰まってる。

不慣れな靴で糞まみれになり、
行く手を阻むドンキーに怯えながらやっとのことで下りました。


次は上りです。


ドンキー1頭5€と破格だったのでチャレンジしてみたよ。




そしたらね。




乗った直後に、すぐにパーキングされちゃいました。


↓ロバの駐車場。


5分経過。


・・・・・。


10分経過。


・・・・・・・・。


ドンキーは馬鹿なので動いてくれません。


律儀にギュウギュウにパーキングしてくれるだけです。


誰も助けてくれない。。


ロバ使いのおじさんが、歩きだと1時間かかるぞ!って言ってたけど、、


それよりも時間かかったんじゃないかな、うん。。。



↓後日、急勾配を下るケーブルカーにも乗ってみた。
期待してたほどスリリングではなかった。




サントリーニから見える夕日は世界一美しいと言われています。


2日間、1人で夕日を見ました。


なぜならお金の使い方で2日間もケンカをしてたからです。
(9割私が悪い。たぶん。たぶんね。)


しかし運がいいのか悪いのか、アテネでストが起こり、足止めを食らったおかげで最終日にちゃんと2人で見ることができました。


あーーー、ひやひやした!


ドンキーといい、ケンカといい、サントリーニは結構ハードな思い出になったな。




↓レストランの窓辺で待機。
ちなみにここの飯は不味かった。


これこれ!


夜も絶景。

どのくらいの頻度でペンキ塗るのかな。

崖の上の街。陽の光が強い。

真っ白!!!!


今日のベストキャット。