2011/06/28

サモス島

フェリーで初の国境越え!


トルコの一番左のクシャダスという街から約1時間半。


サモス島にやってきた。


ネットで予約していたホテルまで約3キロの山道を登る。


途中の山道からのぞく紺碧の海。


きっとここは楽園に違いない!


↓松が多くて蝉が鳴いていて沖縄っぽい。


しかし遠い。


いくらなんでも遠すぎるよ!


重い荷物のせいで1時間もかかったぞ。


こりゃ安いはずだ。。。


↓海を見渡せるプール、プライベートバルコニー、
キッチンのある完璧なアパートが待っていた。


しかしこのホテルは大正解。


素晴らしく居心地がよろしい。


自炊だってできちゃうよ。


オーナーの感じのいいおばちゃんも絵が趣味という文化人。
(個展に出す絵をたくさん見せてくれた!)


我々と同じ蠍座!




ついにここで沈没か?!




しかし街まで降りるのに40分。


連れが「遠すぎて不便、もうここにいたくない!」と駄々をこねだす。


そう、ここは片道40分かけてスーパー(というより売店)まで行かなきゃいけない不便なところ。


都会で育った連れは我慢ならなかったらしい。


歩くのダイスキ人間の私は全然苦じゃないのにな。


むしろ不便な田舎でのんびりしててスキなんだけどな。


2人旅だとたまに(いや結構)このような意見の食い違いが起こるのです。


でも時間を忘れてだらだらし始めたらご機嫌になってくれました。


あーよかった!


そしてあまりにもだらだらしてやることなくて、私はトルコでもらった本を読みました。




『ひめゆりの塔』




そう、ここは沖縄っぽい気候の島。


蝉の声がマッチしすぎていました。




それからというもの夢には死体がゴロゴロでできます。




海坊主。

海が苦手だったが自ら泳ぐように。
進歩!

この島は砂浜でなくて砂利。
殺人的な痛さ。
おじいちゃんおばあちゃんのヌーディストがいます。

どこも花が満開。


2011/06/23

ジオラマ

奇岩で有名なカッパドキア。


スクーターに2人乗りしてジオラマの世界を走り回ってみました。


どこに行っても広大な自然が広がっていて気持ちいい。


そして拠点にしていたギョレメの街の雰囲気が本当に心地よい。


宿のおじちゃんをはじめ、泊まっている人たちも感じのいい人が集まっていたのもたぶんある。


トルコに来てから、自分の気持ちに変化が生まれたように思うよ。


これ頑固な私にとって、ものすっごーくすごいこと!


↓オーナーのおじちゃん。
私のことをエンジェルだといってくれた神様のようなお人。


元々人間嫌いの気のある私は、アジアという過酷な環境の中で、よりいっそう人を疑うようになり、よりいっそう自分の殻に閉じこもるようになっていた。




この旅で人間嫌いを克服しようと思っていたのに・・・逆効果じゃんか!!


どいつもこいつも嘘つきだし、信用するもんか!!


宿だってドミトリーに泊まって節約するはずが、結局プライベートルームだし。。




でも、トルコに来て何度も親切な人に助けられ、たくさんの笑顔に癒され、
だんだん固くなってしまった心がとろけてきた。




もっと色んな人とおしゃべりしたい!!!


もっと色んなことにチャレンジしたい!!!




なんだかやっと旅が始まったように感じるのです。


そして笑顔の素敵な、『感じのいい人』になりたいと思うのです。


私、ちょ〜〜〜〜〜〜〜〜感じ悪いからね。


特に寝起きなんか、


ちょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜感じ悪いらしいです。




ただ世界を自分の目で見たいと思って飛び出したけど、


せっかくだからオープンな人間になって帰ろうかな!!!!




イエーイ。

 カイマルクの巨大地下都市。
スパイダーマンごっこもできちゃうよ!

ジオラマの世界。
帰ったらジオラマやりたい。

 トルコは野菜でも花でもなんでも濃い。

こんな可愛いお家に住んでるの!

今日のオマケ。
Find nino !!!!!!!!!!!!!!


2011/06/16

トルコのトリコ

親日と言われているトルコ。

でも来てみたら意外とそんなことなかった。

親切だけどね。

イスタンブールは住んでもいいなあと思うくらい肌に合うな。

だってそこら中に猫がいるんだもの!!

肥えた猫を見ると幸せな気分になります。

↓海辺にいる猫。

旅をしていて感じたのは、どこも猫が多い街はのんびりしていて居心地がいいということ。

反対に野犬が多い街は気持ちが休まらない。


「犬も歩けば棒に当たる。」


ではなくて、


「人も歩けば犬を踏んづける。」


吠えられるし、追いかけられるし、狂犬病の注射打ってないからこえーんだ。


猫を可愛がる余裕のあるイスタンブールは今までで一番!!


街全体がディズニーランドのようでわくわくするし、
食べ物はおいしいし。


連れがもっと肥えてくれることを願おう。

これからヨーロッパ圏。

お金かかるけど、綺麗なものが好きな私にはたまらんのだろうな。


イズミックタイル。

ブルーモスクの内部。神秘的。

激揺れの船でサバサンドをつくっている。

ガラタ塔からの眺め。

トプカプ宮殿。
トルコっぽいおじさんたちの行進。

連れの生態

今日は一緒に旅している大好きな連れについて書いてみようと思います。


<特徴>
鼻が外人並みに高いです。
細いです。
記憶力が抜群に悪いです。
何度言っても同じことを繰り返し聞いてきます。
パソコンに強いです。
得意技はのろのろ歩いて、客引きを磁石のように引き寄せることです。


そんな連れは、バックパックの中からゴキちゃんが現れたり、猿に食べ残しのパパイヤを投げつけられたり、パンツの中からコオロギが飛び出したり、ネタに困らない人です。




でもだからってこんなネタはつくらなくていいよ。。




『メイビー、マラリア』


高熱と全身に発疹。


やっとインドを抜けて、さあ、イスタンブールでゆっくりするぞ!と思いきや、


でかい私立病院に即入院。


私のクレジットから一気に30万以上吹っ飛びました。


一緒に病室に3泊。


そして保険屋のミスに振り回され、私の方がへとへと。


結局、保険屋に怒り狂ってお金は戻ってきましたが。




親切なトルコ人のお姉ちゃんに助けられ、みんなに励まされ、なんとか無事に退院しました。




『イッツ ノット マラリア』でした。




心配かけたみなさん、ごめんなさい。


ありがとう。




元々もやしっこのようだった連れはさらに激やせしてしまったので、一生懸命太らそうと頑張ってます。


しかしなんで、入院中も私より食べてたのに太らないんだ?


医者よ、ビタミンではなく脂肪を注入してくれ。




野菜がフレッシュで濃い!!!美味!!!!

アンティークのトラムヴァイ。

イスタンブールは猫の街。
たまらーーーーーんっ!!!!!!


2011/06/03

ここが変だよインド人

インド人の最近の流行はどうやら「外国人と写真を撮ること」らしい。


興奮したインド人たちが我々を写真におさめようと近づいてくる。


まあ、最初はにこやかに応じてたよ。


こんな風にポーズまで決めちゃってさ。




↓今見るととても恥ずかしい。。


でもね、彼らのお願いの仕方がこれまた無礼なわけ。


「Hey, PHOTO !!!!!!!!」ぐいっ


だんだんうっとおしくなってきた私は「あなたと私の連れを撮ってあげるよ」とカメラに写らないように離れると、


「ユーも入らなきゃいや」と断られる。




どうやら珍種はツガイじゃなきゃ価値がないらしい。
そしてオスよりもメスの方がより貴重らしい。




↓メスの私は大人気。




ある時、牛のおしっこを頭からかけてはしゃいでいるインド人たちがいた。


そのノリでおしっこをかけられるのではないかとマジで焦った。


そしてある時には、邪魔だからといって牛をムチでびしばし叩いているインド人がいた。




お牛様じゃないんかいっっ!!!!!




どうか一貫性を持って牛に接してほしい。
こちらも牛への対応に困るから。






インドに来て12日が経った。


その間に2、3回痴漢に遭い、おまけに洗い立てのパンツを一枚盗まれた。


ここには中学生並みの性欲を持ったインド人男性が大勢いる。




どうか彼らのためにもっと性を解放してやってほしい。
私様のパンツを洗濯しなきゃいけない回数が増えるのだから。




さらに、インド人は概して大多数がとてもフレンドリーで親切である。


だがしかし、その親切さは時に過剰を通りこして過激になる。




(道を聞かれたのに答えられないのは不親切だ!)




そんな考えが彼らを突き動かし、間違った情報を提供させるはめになる。




どうかもう少し不親切になってはくれないだろうか。
おかげでめちゃくちゃ歩かされて疲れるのはこちらなのだから。




インドには変人ばかりだ。


それが旅人を虜にしてしまうのだろうか。。


う〜〜〜〜〜ん、インドって奥が深いのね。




インドのマクドナルドはFamily Restaurant。ドアマンがいる。

インド限定。その名もチキンマハラジャバーガー。

信仰心の強いインドではよく神様の祭りをやっている。


2011/06/02

カルチャーショック


ヒンドゥー教。

そこは決して踏み込んではいけない世界。

な気がする。


宗教というものが身近でない日本人。

ガイドブックに載ってるからって迂闊に行ってはいけない。


聖地で有名なヴァラナシは、なんだか神がかったようなガンジス河とまとわりつくような重い空気であふれている。

極めつけはゴールデン・テンプル。

インド各地から訪れた人々はかならず参拝するという。


だから散歩がてら行ってみたんだ。


そしたら狭い参道はヒンドゥー教徒でごったがえし、歩くのも困難。

いつの間にか土産物屋の奴が勝手にガイドをし始め、連れがふらふらついていく。

(後でガイド料請求されんだからのこのこついてくなよ!!)

とイライラしつつ、むすっと歩いていたら

「むぎゅっ」

すれ違い様にケツをつかまれた。


異様に興奮したヒンドゥー教徒に囲まれ、ただでさえ不安になっているのに、その上痴漢に遭い、連れはどーしようもないじゃん的な感じでさっさと行ってしまう。


怒りが爆発。


パニックになった私は泣きわめき、インド人ガイドに怒鳴り散らした。


ちょうどその頃、


先に寺院の中に入っていた連れは猿にパパイヤを投げられ、周囲のインド人にゲラゲラ笑われて憤慨していたという。


ちくしょう。


そんな面白い瞬間見逃したのか。。


インド人ガイドは行ったり来たりしながら一生懸命私たちを励まし、
私のおでこにシールを貼り、売物のポストカードを与え、赤ちゃんのようにあやしていた。


まったく面倒見がいいなインド人は。


落ち着いた我々はやっと寺に入るが、祈りの儀式と称しぼったくられ、また気を悪くする。

人だかりがすごくて、何に熱狂してるんだと押しのけて見てみたら、



黒い便器が。



いや、本当は便器じゃないんだけど、便器に見えるんだ。

ヒンドゥー教ではリンガ(男根)と女陰が合体した偶像を崇拝しているらしい。



まじで便器にしか見えない。



彼らにとっては神であるわけだし、とても失礼な表現だとは思うのだが、便器を拝んでるようにしか見えない。。

そして排他的なヒンドゥー教徒たちに罵られ、さらに気を悪くする。


便器のようなものを拝んで、痴漢までして、神聖な寺の中で平気で人をだます。

なんなんだよ、ヒンドゥー教って。
神を冒涜してるのはお前らだ!!!!

と言ってやりたい。


こうやって宗教戦争が起こるのだな。。としみじみした濃ゆい体験でした。


意外とあんまり沐浴してない。

この景色はテンション上がる。

祈りに使う花。

ガンガーの日の出